カバーを一目見て『雪の練習生 / 多和田葉子』をモチーフにしているな、と分かるのは恐らく普段から本を、とりわけ小説を読んでいる人だろう。
けれど著者の碇さん(『35歳からの反抗期入門』)は必ずしもそうではない。
「本が好き」と胸を張って言えるわけでもない、文学の豊富な知識があるわけでもない。「読書会」なるものについては声の大きい人が場を掌握し、見当違いな意見は鼻で笑われる、と思っていた。
けれどそんな碇さんが読書会に誘われて参加してみたところ、これが本当に楽しかった。
正解はひとつじゃない、「わかる」「わからない」は人それぞれ。
「本を読む」という行為や価値が転換していく面白さ。
そんな日々の記録。
著者:碇雪恵 発行:双子のライオン堂 2025 ソフトカバー 98p
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