40歳の波那の目の前に現れたのは、上下金色でかためたアッパーな53歳の義母・張子だった。
出会ったその足で飲みからカラオケにはしご、昼休憩に美容整形、勢いで韓国へ弾丸旅行、とエネルギッシュな張子に付き合っていく。
そのうち、嫁姑を超え、同じ女性として、人間として、改名、結婚式の有無、子供を持つことから始まり、お互い夫にも息子にも話したことのない過去や心に残るわだかまりと後悔、人生の選択について語り合うようになる。
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これを金原ひとみが書いているのだ、間違いないだろう。
完全にアップデートされた嫁姑ドラマ。
つべこべ言わずに読んでみろ、と言いたくなる本だ。
U-NEXTの「100min.NOVELLA」シリーズから。
著者:金原ひとみ 発行:U-NEXT 2025 ソフトカバー 182p
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