(小説に限らず、)文章は「他者」のため、より正確に言えば「作品のため」に書かれるべきであって、自分を大きく見せるために書かれるべきではない。文章は「自己表現」であると同時に、「その自己表現に他者がどれだけ関心したか」という側面を持つ。
(「まえがき」より)
「伝える」ではない。「伝わる」言葉を生み出すために小説家が考えていること。
技術論ではなく、心構えとも取れる小説家の思考術。
その文章は読み手をどこへ連れて行ってくれるのか。考えたことはありますか?
直木賞作家が実践していることが簡潔に述べられています。
小説の改稿をめぐる短編「エデンの東」も収録。
著:小川哲 出版社:講談社 2025 3刷 ソフトカバー 141p
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