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new見知らぬ人を認識する パレスチナと語りについて

人間であるために

”暴力を支える語りをいかに解体するか”
これは、パレスチナだけの話ではない。世界の、日本の、至る所で散見される。
暴力が必要かつ不可避であるかのような言葉、言説、語り。
著者はパレスチナ系イギリス人作家であり、本書ではエドワード・W・サイードを手がかりにしながら、文学、取り分け小説が果たしてきた役割に着目する。
翻訳、解説はアラブ文学、パレスチナ問題の専門家岡真理。

ーーー
「その場にいない私たち、遠くからただ見守るしかない私たちは、これに耐えようと自分の感情を切り離すとき、どのように自分自身を深く損なっているのだろうか」
ジェノサイドが行われているガザ。そこには、人間を人間として見ないという認識の暴力が並走している。そうした認識が変わらないかぎり、暴力は続いていく。
小説は、私たちの認識が変わる瞬間を描いてきた。他者の光とともに、見えなかった現実が姿を現す。
パレスチナ系英国人の作家が、サイードを手がかりに、現在進行中の暴力を支える認識の転換の瞬間をうながす。他者を非人間化することで自分が人間であるとする植民地的認識が崩れることで、ともに抵抗し、ともに支えあうための行動を起こす道が開かれる。岡真理による解説「ホロサイドに抗して」を付す。
(みすず書房)



著者:イザベラ・ハンマード 訳:岡真理 出版社:みすず書房 2025 初版 ハードカバー 147p
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