知らない土地で言葉を綴る行為は、生まれかわるための行為だとおもう。
過去の自分を模倣するように表現することが、わたしにとってはもっともおそろしいことだ。なので、何度でも手放して、何度でも死ぬ必要があった。
—「二〇二四年七月初旬、メキシコシティにて」より
二十年前死なないために詩を書いていた詩人は、今は一冊ごとに新しい自分に出会うため、生まれ変わるために何度も死ぬ必要があるという。
2023年と2024年、二度のメキシコ滞在から生まれた第十詩集。
遠い異国の地で見つけた新しい自分、新しい世界。
日々も、世界も、永遠ではない。それゆえの眩しさを言葉に焼き付けていく。
37篇の詩と17篇のエッセイを収録。
著:三角みづ紀 装幀;脇田あすか 出版社:ナナロク社 2025 ソフトカバー 144pp
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