中華丼がほかほかで嬉しい。チャイが甘くて嬉しい。具だくさんのスープが嬉しい。ナポリタンが大盛りで嬉しい。分厚いカツが嬉しい。子どもたちと囲む給食が嬉しい。みんなで作った餃子が嬉しい。寒い夜のクラムチャウダーが嬉しい。
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みんな、なに食べて、どう生きてるんだろ?
『空をゆく巨人』『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』と話題作を次々と発表している川内有緒さんが10年以上通い続けた国道六号線(ロッコク)の浜通り。
福島第一原発事故から時が経ち、川内さんが書いたのはこの土地に生きる人々のおいしい記憶でした。
後世に語り継がれて行くべき再生と希望の物語がここにあります。
2025年度(第35回)
Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作
著:川内有緒 写真:一之瀬ちひろ 出版社:講談社 2025 初版 ソフトカバー 304p
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