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newペンと剣 増補新版

書くことによる反撃

「パレスチナという理念は、他者との共生、他者の尊重、パレスチナ人とイスラエル人とが互いに相手を認めるという理念である」

パレスチナの闘う知識人・サイードの入門書を復刊。和解と共生をあきらめない思想をわかりやすい言葉で伝える名インタビュー集。
1987年から1994年の間に行われたインタビューが収録されていますが、2023年に始まったイスラエルによるジェノサイドが未来の事とは言え、それが起こった背景はほとんど何も変わっていないのでないでしょうか。
西洋が支配に利用してきたアラブ・イスラム世界のステレオタイプな概念。
今も、イスラエルを支援しているのはどこの誰なのか。
今も抜け出せない植民地主義と帝国主義。

インタビューなので読みやすく、そして手に取りやすく、読みやすい造本になっています。
パレスチナやサイードについてどれを読んだらいいか分からないという方にもおすすめです。

著者:エドワード・E・サイード 訳:中野真紀子 出版社:里山社 2025 初版 ソフトカバー 317p
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