愛は他への心からの働きかけ、死ぬまで。
『和田夏十の本』
家族のこと、母親のこと、愛するということ、日々の暮らしの瑣末事。
身も蓋もないことを言えばとにかく”おもろい”。
令和の名随筆は伊達じゃない。
著者梶谷さんの書く文章をもっと読んで見たくなった。
「夫市川崑作品を始めとする数々の名作を手掛けた脚本家であり、子育てや、家族観、ジェンダー意識においても、彼女が活躍した戦後〜高度経済成長の日本においては先進的な感覚を持っていた和田夏十。彼女を敬愛する著者梶谷いこが、その言葉から、日々の暮らしの中でつまづく違和感や発見について思索を深め、展開していく10本(+1)のエッセイ。声高に叫ぶ以前に強く感じ、考える。そんな意志の籠もった、静かに熱い言葉の数々。」
(誠光社より)
著者:梶谷いこ イラスト:黒木雅巳 発行:誠光社 2023 初版 ソフトカバー 90p
新刊書籍