雪が あらゆるものに沈黙の布を被せた。
感じられるのは 家のなかの物事だけ。
わたしはシーツにくるまり
何も考えずにいる 考えることさえ。
動物のように寛ぎ おぼろな想いに耽り
世界のどんな行いより無為に 眠りに就く。
−−アルベルト・カエイロ
雪国生まれ、雪国育ちの編訳者が、「雪」という単語を含む英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語の詩を集めた対訳詩集。
フェルナンド・ペソーアの異名アルベルト・カエイロから、ハイネ、リルケ、ガブリエラ・ミストラル、ディキンソン、ボードレール、シェイクスピアまで。
16世紀から20世紀、ヨーロッパおよび南北アメリカの詩人たちによる、「雪」をめぐる詩のことばを集成。
右ページに訳詩、左ページには原文を掲載。
カバータイトルは銀の箔押し。
編訳:福嶋伸洋 出版社:サウダージ・ブックス 2025 ソフトカバー 112p
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