Spectator Vol.55 特集「にっぽんの漂泊民」です。
かつてこの国には、社会の枠の外側でひっそりと、しかし確かな意志をもって自由に生きた「漂泊民」と呼ばれる人々がいた。
(よく知られるところでは、「虚無僧」「猿回し」「人形使い(傀儡師)」「盲目の三味線弾き(瞽女)」と呼ばれる人たち)
彼らはいつ、どこから現れ、どのような道を歩んだのか。
個人の行動が可視化され、管理が加速する現代において、定住を拒む「漂泊」という生き方は、いかなる意味を放つのか。
日本の歴史と民俗を辿り、現代人が失った精神の根源を掘り下げる、あらたな旅への案内。
終戦後、昭和30年代頃までいたとされる漂流民族”サンカ(山窩)”を主に取り上げ、アウトサイダーたちや日本の正史に出てこない人々について調べ上げた、現代にっぽんの常識を激しく揺さぶる特集です。
コンテンツ:
*導入まんが「漂泊民って、なんだろう?」アシタモ
*図解「絵でみる漂泊民」河井克夫
*インタビュー
・「サンカの民ってなんだろう?」磯川全次(在野史家)
・「人はなぜ、サンカに自由を見るのか?」今井照容(もとサンカ研究会)
・「サンカたちとの短かい交流」清水おさむ(劇画家)
・「21世紀 民俗巷談」堤邦彦(国文学者)
*まんが「木霊」勝又進
*まんが「丘の向こう」まどのかずや
*論考「未来はノマド? 移動する人々の過去・現在・未来」長沼行太郎
*寄稿「サンカサークルを こうして立ち上げた」アラカワ(サークル代表)
*講座「民俗学のABC」ノンバズル企画
発行:エディトリアルアパートメント 2026.1 雑誌
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