小原晩、初の小説集。
エッセイでファンになった方は星の数ほどいると思うが、小説だからと言って読まないのは勿体無いし、期待していい、と声を大にして言いたい。
ここにある四つの短編には不器用に、けれど軽快に、そして懸命に生きる女性たちが登場する。著者がこれまで書いてきた人物たちのように。
そして性や死、暴力を書くことでこの作家は更に深みを増した。
この本は始まりに過ぎない。
タイトルの「風を飼う方法」は白眉だが、個人的には「カリフラワー」が素晴らしかった。
・けだるいわあ
・水浴び
・カリフラワー
・風を飼う方法
著:小原晩 装幀:岡本太玖斗 出版社:河出書房新社 2026初版 ソフトカバー 114p
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