建築・芸術分野のエッセイシリーズ「FORGET ESSAYS叢書」の7号。
従来の出版形態では埋もれがちな、短いけれども価値のある建築家による論考を、「手紙としての本」をコンセプトとしてより手軽に読者にお届けする。
翻訳・企画・編集・デザインそして発行までを佐伯達也個人で手掛けるレーベル、FORGET BOOKSから。
”西洋絵画の父”と呼ばれる中世後期のイタリア人画家・建築家「ジョット」の論考。
「美が空間のうちに顕現するという理念は、イタリア・ルネサンスの絵画の前提であり、イタリア・ルネサンスの建築のそれではない。新たな絵画のパラダイムが、新たな建築の理念を生み出したのである」。
上)
空の青みに現れる手、祝福する手、拒む手、そして殺意に満ちた手…。ジョットは物語や人物ではなく、行為が身ぶりとして可視化される、その一瞬を描く。ミラノの建築家ピエル・パオロ・タンブレッリは、この身ぶりと空間の緊張関係に、絵画と建築を貫く美の企てを見出す。
下)
ダンテとジョットの驚くほど野蛮で公共的な企ての可能性に迫る、建築家ピエル・パオロ・タンブレッリによるジョット論後編。バス・プリンセンによる未公開カラー写真二点に加え、巻末にジョットによるスクロヴェーニ礼拝堂フレスコ画カラー図版十一点と訳者あとがき「ミスター・ブルー・スカイ」を収録
各初版250部
シリアルナンバー入
※Essays#4,5については権利関係の調整中のため#6と前後しての刊行となっています。
著者略歴
ピエル・パオロ・タンブレッリ Pier Paolo Tamburelli
1976年トルトーナ生まれ。ジェノヴァ大学およびロッテルダムのベルラーへ・インスティチュートで学ぶ。これまでミラノ工科大学、ハーバード大学で教鞭を執り、現在ウィーン工科大学で建築理論の教授を務める。雑誌『サン・ロッコ』の創設メンバーの一人であり、また二〇〇四年にはミラノを拠点とする建築事務所バウクーを共同設立した。近年の著書に『Grundkurs: What is Architecture About?』(Mack、2023)など。
佐伯達也 Tatsuya Saeki
FORGET STUDIO主宰。東京都市大学非常勤講師。 2025年に出版レーベルFORGET BOOKSを設立。東京を拠点に設計・理論・出版の三つを軸とした活動を行っている。主な出版物として、ディオゴ・セイシャス・ロペス『メランコリーと建築:アルド・ロッシ』(flick studio、2023)、『北方なき南:アルド・ロッシとポルトガル建築に関する覚書』(FORGET BOOKS, 2025)、『アマルコルド:類推と建築』(FORGET BOOKS, 2025)など。
著:ピエル・パオロ・タンブレッリ 写真:バス・プリンセン 訳:佐伯達也 発行 publisher:FORGET BOOKS 2026 ソフトカバー 170 × 120 mm 48p
new 新刊書籍