朝なのに夜みたい。
冬なのに夏みたい。
昼なのに朝みたい。
風なのに声みたい。
今なのに昔みたい。
文字なのに温度みたい。
地元なのに嘘みたい。
ビルなのに寺みたい。
街なのに街みたい。
雨なのに雨みたい。
花なのに花みたい。
アディショナルタイム あなたが雑踏に紛れて粗い画素になるまで
ーー
歳月・音源・景観・速度・手動・Magic・往来・真偽・Floor・温度・通信・余白・Transit・反射・輪郭
15の窓から切り取った鮮やかなスケッチ。
岡野大嗣の短歌×散文集。
岡野さんの作品には時々その才能が剥き出しになった狂気みたいなものが現れることがあるのだけれど、この本はそのスイッチがつけっぱなしになっている。岡野さんを追ってきたファンにこそ、この本は絶対に読んでほしい。素晴らしい作品。
装丁 名久井直子
装画 豊井祐太
著:岡野大嗣 出版社:集英社 2026 ハードカバー 128p
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