「なぜ人類はいまだに毎日を遊んで暮らせないのか?」
富の集中には際限がないことが分かり(分配は起こらないのだった)、社会に豊かさと格差をもたらした資本主義が終わりを迎えている。あるいは終わらさなければいけないことに世界は気づき始めている。気候変動や極右政権の誕生など「自分さえ良ければいい」という態度が行き過ぎた資本主義の結果だと既に私たちは学び始めている。
「新百姓」はこの事態に「つくること」「創造すること」の重要性を問うて行きます。
巨大なシステムの外側で「つくる喜び」を知ること。
新しい生き方を探究している人たちの問いと実践の物語を紹介する。
3号「音を楽しむ」です。
表紙を飾る世界最高齢DJ SUMIROCK、イギリス・リヴァプールより『音楽の人類史』著者で世界的な音楽学者マイケル・スピッツァー氏、「共遊楽器」、音楽と統制、微かな音を味わう身体と見方…
本号も、文明、文化と価値、テクノロジー、知恵と技の4つの視点から、各領域で「音を楽しむ」の常識を超えた冒険をしている探究者の皆さまとの対話をはじめ、これまでの「音を楽しむ」への見方が少しずつ変わり、気づけば誰もが今よりももっと自由に音を楽しめる一冊となっています。
以下、版元より
「音を楽しむ」という営みは本来、どこまでも「遊び」だけで成り立つ営みでしょう。
生死に大きく関わるものではないからこそ、本来、明確な美しさの基準や正しさはないはずです。
それでも私たちは、「良い音楽」「悪い響き」「上手な演奏」「下手で音痴」といった考えを、多かれ少なかれ持っています。
これらは、どこから来るのか。本当にあるのか?
「上手・下手」「良い・悪い」「優劣」…
いつしか私たちに内面化された価値基軸を剥ぎ取った先にある、
「音を楽しむ」に秘められた創造の余白と喜びに再び出会う一冊です。
■目次
015 Chapter 01 新百姓的考現学
016 どうすれば私たちは、今の自分に囚われずに未知を楽しめるか?
DJ SUMIROCK
028 ハッキンチェア
030 Chapter 02 特集 音を楽しむ
1) 文明と物語の視点から
042 そもそも人間にとって「音を楽しむ」って何?
[インタビュー] マイケル・スピッツァーさん
058 人類と「音を楽しむ」のコンテキスト
062 そもそも「音」って?
064 「鳴らす」「聴く」の身体メカニズム
068 音にまつわる各地の神話
070 「音を楽しむ」のセンパイ探究者 小泉文夫
074 「音を楽しむ」で遊ぶ [ 数学の視点から]
[寄稿] イノウヱ タクヤさん
2) 文化と価値の視点から
082 「音」にはどんな楽しみ方があるのか?
[インタビュー] 野村 誠さん
096 いま、うしなわれつつある風景 | 拝殿踊り
102 糸波の構造 | 八月踊りってなんだ?
110 道の具 | 踊り下駄
114 [寄稿]焚き火の音が壊す、古い秩序 大石将司さん
3) 知恵と技の視点から
120 イマ・ココ・ジブンから音を楽しむには? ��
[インタビュー] 笹井 直さん
130 宇宙交響曲
134 イマ・ココ・ジブンから音を楽しむには? ��
[インタビュー] 飯干 好美さん・彩有さん親子
146 さまざまな「声」の遊び方
148 さまざまな「聴く」の遊び方
154 3号プロジェクトメンバーおすすめ 私の「音」の楽しみ方
158 一隅から | yato
160 やってみた。| 身のまわりの材料で楽器をつくる
4) 科学と道具の視点から
170 どうすればテクノロジーでもっと音を楽しめるか?
[インタビュー] 金箱 淳一さん
182 レベル別「音を楽しむ」の道具
184 ハンドツール | minore
188 「楽譜」という共奏の道具
192 「音を楽しむ」で遊ぶ [ 建築の視点から]
[寄稿] 大野 宏さん
206 新百姓的音楽祭へのお誘い
208 23世紀の昔話 | ハーメルンの笛吹き男
210 YABABON [003号参考図書]
214 「音を楽しむ」探究の旅 ツールガイド
226 編集後記
229 Chapter 03 巻末付録
230 『新百姓』99のテーマ
232 写真解説
237 じぶん革命! Revolubon!
238 新百姓、これまでの物語
240 読者からのお便り
243 『新百姓』が遊びながらつくりたいもの
244 『新百姓』取扱店
247 新百姓さざなみ応援団の皆様
限定13296部
ナンバリング入
編集・発行:新百姓 2026 雑誌(B5変形判) 247p
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