衰弱し瀕死状態だった旧友ハリー・スミスを介抱し、アレン・ギンズバーグは彼の夢でもあったハリーを大学の教壇に立たせる。
無名性の合理性、自己言及は可能か?、オールド・エイジとニュー・エイジ、音楽とフィルム、ネイティブ・アメリカンの宇宙、、
狂気の即興講義をそのままに収録した魔術的一冊。
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画家、映像作家、音楽学者、人類学者、魔術師、詩人、言語学者、哲学者、錬金術師、蒐集家、浮浪者——20世紀アメリカが生んだ最狂の野生思考=ハリー・スミス。
1988年から1990年にかけてコロラド州ボウルダーのナローパ大学で行われた講義を録音テープから忠実に書き起こし、言い淀みも、言い間違いも、突然の中断も、脱線も、沈黙も、咳すらも編集することなく、ハリー・スミスの思考を剥き出しのまま記録したドキュメント。加えてさまざまな文献から抜粋コピーされた講義配布資料(計104ページ)をそのまま収録。
何一つ説明せずにうねうねと蛇行する語りが、「知識」を単なる情報としてではなく、世界と自己を変容させるための実践として提示する。一般的な講義の形式を著しく逸脱し、本人すらも何かに巻き込まれていく思考の痕跡。自由詩のようなレイアウトが「意味」を分解し、すべてが読者に委ねられる。
編 edit:レイモンド・フォイエ 訳:工藤遥 出版社 publisher:カンパニー社 2026 ソフトカバー 384p
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