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newSide Stories 建築と喪失 / アバロス村野敦子

建築家である祖父・村野藤吾の蔵書整理から蘇った阪神大震災と祖父の自邸の記憶。
以来、写真家である著者は建築への愛着と喪失について考えを巡らせ、それらが失われていく現場にも遭遇してきた。
そして「建築の喪失」と「今も人々の日常を受け入れている建築」を自分にとっての出来事や物語として受け入れ、写真を撮ってきた。
「建築をただ記録するためのものではなく、そこに残された時間や記憶に触れ、対話するための手段として」の写真。とエッセイ。
それらがまとめられた素晴らしい一冊。

初版200部

Story 1: Sculpt
 Story 2: 現存せず(建築の看取り)
 Story 3: 祈り
 Story 4: New Home / 新しい家
 Story 5: 建築が語るもの
 Story 6: Rest Pavilion
 Story 7: The Balcony Scene
 あとがき

榮家志保「展示構成について」

佐伯達也「建築はことばなく立つ」

村野藤吾作品年表など

[主な収録建築物]

村野藤吾自邸、世界平和記念聖堂、旧西宮トラピスチヌ修道院、みずほ銀行本店、大阪新歌舞伎座、奈良ドリームランド、阿倍野近鉄百貨店、中林邸/比燕荘、新ダイビル、ルーテル学院大学、カトリック宝塚教会、八ヶ岳美術館、旧千代田生命本社ビル、日生劇場、宇部市渡辺翁記念会館、旧箱根プリンスホテル、小山敬三美術館、箱根樹木園休憩所、グランドプリンスホテル新高輪 など



著者略歴
アバロス村野敦子 Atsuko Murano Abalos
写真家。兵庫県宝塚市出身。聖心女子大学文学部卒業後三井物産勤務。退職後渡米しThe Art Institute of Seattleにて写真科を専攻。同校卒業後はシアトルの白黒写真専門ラボでプリンターとして経験を重ねる。帰国した後は日本国内で商業写真撮影、雑誌取材を中心とした活動を展開。現在は写真作家として表現の幅を広げる。

兵庫県西宮市にあるトラピスチヌ修道院の修道女達の日々の暮らしを撮影した作品、仏・アルザス地方のコウノトリの空の巣を撮影した作品、東日本大震災で起きた津波で日本から流された漂流物を北米海岸で拾う米国人男性を撮影した作品、フォッサマグナという日本の地質をテーマにした作品、世界一の長さを競った英国と日本の吊り橋を撮影した作品があり、全て写真集にまとめ発表している。また祖父である建築家・村野藤吾の建築作品を継続的に撮影し、写真表現から建築を捉える試みをしている。2017年キャノンマーケティングジャパンSHINES 受賞。2016年仏・アルル写真祭ダミーブックアワード・ショートリスト等。https://www.abalos-murano.com/


寄稿者略歴
榮家志保 Shiho Eika
建築家。兵庫県姫路市出身。京都大学工学部建築学科卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻を修了。大学院在学中にトルコへ留学。大西麻貴+百田有希/o+hを経て、2019年に自身の設計事務所EIKA studioを設立。現在京都大学助教。住宅、店舗、展示会場構成、小規模ビルなど、規模や用途を問わず多岐にわたるプロジェクトを手がける。主な作品に《秋本邸》(第8回JIA東海住宅建築賞2021 東海住宅建築賞)、《タイルビル》、《Lens Park》(AACA賞2025優秀賞)など。
佐伯達也 Tatsuya Saeki
FORGET BOOKS代表。愛知県犬山市出身。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了後、ゲンスラー・アンド・アソシエイツを経て2025年にFORGET STUDIO設立。2023-2025年、東京都市大学非常勤講師。主な出版物として、ディオゴ・セイシャス・ロペス『メランコリーと建築:アルド・ロッシ』(フリックスタジオ、2023)、『北方なき南:アルド・ロッシとポルトガル建築に関する覚書』(FORGET BOOKS、2025)、塩崎太伸+小林佐絵子/アトリエコ『k邸の双子』(FORGET BOOKS、2026)など。

著:アバロス村野敦子 発行 publisher:FORGET BOOKS 2026 ソフトカバー B6版 148p
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販売価格
2,860円(税込)

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