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new法にとって家族とは何か

法には、殺人や契約違反などを抑止し、秩序を維持するための不可欠な「強制力」があるが、やはり弊害もある。
「正しい家族のあり方」を他者に強制するために法を使おうとする人、「欧米に比べ、日本は遅れている」という信念を持つ人。

憲法学者の著者は「法は、家族に関する信念からは距離を置き、家族の現実を見通して作るべき」だと主張します。
家族について、軽やかに、合理的に議論するにはどうしたらよいのか。
欧米家族法との比較をはじめ、家制度、明治民法、憲法24条の成立、戦後民法改正の歴史から解き明かす。
日本の「伝統的家族観」を問いなおす一冊。

まえがき

第一章 憲法と家族法の関係

第二章 家族についての法と現実——ローマ法からフランス民法典まで

第三章 憲法による家族法への保護と介入——ドイツ法の経験

第四章 宗教と憲法の家族法への影響——英米法の経験

第五章 「日本の伝統的家族観」とは?

第六章 明治期の家族法と憲法——「家」と一夫多妻制の行方

第七章 民法典論争——民法出でて滅ぶのは何か?

第八章 明治民法の妥協——祖先教VS資本主義

第九章 明治民法の意義と欠陥

第一〇章 日本国憲法二四条の成立——明治民法改正規定として

第一一章 戦後民法改正(1)——家制度の廃止

第一二章 戦後民法改正(2)——牧野英一と我妻栄の攻防

第一三章 戦後民法改正の到達点

あとがき

著:木村草太 出版社 publisher:青土社 2026 ソフトカバー 253p
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