──彼女たちの話を読めば、この世界には「既婚子なし女性」という人がいるわけではなく、ただそれぞれに自分の選択した人生を真剣に生きている人たちがいるだけだ、とわかっていただけるのではないかと思う。(「はじめに」より)
子どもを持たない、というだけで「キャリアを取る」「自分を優先」と画一的に見られてしまう。「産みたくないから産まない」という選択をしているだけなのに、「どうしたら産みたいと思えるようになりますか?」と聞かれる始末。そんな簡単な問題じゃないのに。
著者が「既婚(パートナーシップを含む)子なし女性」の話を聞きたいと呼びかけたところ、予想以上の応募があったという。彼女たちが話したくないからではなく、話せる場所も話す相手もいなかったのだ。
集まったのは教員、研究者、公務員、大手メーカーなどに勤める人々や専業主婦、同性パートナーと暮らす人、背景も様々だ。
本書では子どもを持たない選択をした一般女性11人に匿名インタビュー。
「まわりを納得させるために生きているわけじゃない」
連続テレビ小説『虎に翼』脚本家・吉田恵里香との特別対談も収録。
(本書未収録の特典冊子もお付けします)
「子どもと接する職業ゆえに、産みたくない 」 (35歳・中学校教員)
「研究職のキャリアを手放したくない」(33歳・研究者)
「子どもが嫌いだから、と言えたなら」(26歳・公務員)
「不妊治療をやめたら、人生が前向きに」 (43歳・自営業)
「精神疾患に苦しんだ母のようになりたくない」(27歳・大手メーカー総務)
「“本家の長男長女”の呪縛から解放されたい」(37歳・放送プロデューサー)
「夫の闘病で知った、人と向き合うこと」(33歳・エンタメ制作会社の管理職)
「夫と愛犬と暮らす、DINKWADsという生き方」(39歳・デザイナー)
「時間を戻せるとしても、同じ道を歩く 」 ( 56歳・WEBディレクター)
「子なし専業主婦の自分を肯定しきれない」(27歳・専業主婦)
「女性パートナーとふたりで歩む人生」(25歳・小学校教員)
特別対談 吉田恵里香×月岡ツキ まわりを納得させるために生きているわけじゃない
著:月岡ツキ 装画:いとうひでみ 装丁:佐藤亜沙美 出版社 publisher:太田出版 2026 ソフトカバー 189p
new 新刊書籍