魂の底から搾り出されるリズムと旋律。誰にも真似できない凶暴なフリースタイル。「ジャズの巨人」による伝説の自伝。そのベースの音と白人社会への激しい怒りがミンガスの「イメージ」かも知れないが、やはりその実情はそんなイメージだけでは語れない。人生で起こりうる全ての事が記されたかのような自伝。興奮の一冊。音楽ファンに嬉しいのはあの膨大な量のディスコグラフィーが収められていることでしょうか。
チャールズ・ミンガス ネル・キング編 稲葉紀雄 黒田晶子訳 / 出版社:晶文社 1998 初版 / ハードカバー / 428p 18.8 x 13cm
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