奈良在住の詩人、西尾勝彦によるブックロアからの第二詩集。
タイトルにもなっている「言の森」という詩がとにかく素晴らしい。
言葉は美しいものだと思わせてくれる。
・
言の葉が
くちびるや
ゆびさきから
一枚いちまい
現れる
その
小さな
言の葉は
もともと
遠く
こころから
やってきたもの
だから
きっと
人のこころには
言の葉の茂る
言の木があり
言の森があるのだろう
・
続きは是非手に取って読んでみてください。
あなたの森を見つけてみてください。
そうだ、「そぼく」という詩も店主は本当に好きです。
著者:西尾勝彦 出版社:ブックロア 2015初版2刷 ソフトカバー(グラシン紙付)
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