「深夜の住宅街をさまよい、歩いた。
他社の領域に足を踏み入れ撮影することは、自分と世界との隔たりを感じさせながらも、
私に妙な居心地の良さを感じさせるのだった」

「Into the Light」は山谷佑介自身が家庭を持ち、他人の「家」に興味を持ったことをきっかけに東京郊外の住宅街を深夜に赤外線カメラで撮影したシリーズ。

黒い紙に印刷した写真は完全にオリジナルな雰囲気を漂わせ、本を開くという行為が他者への侵入のようにも思わせ、この本の魅了を際立たせています。
是非手に取って頂きたい一冊。

山谷佑介 (やまたに・ゆうすけ）
1985年新潟県生まれ。2013年に初写真集『Tsugi no yoru e』を自費で刊行。その後、京都国際写真祭 (2015年)、東京国際写真祭(2015年)への参加や、
NY・コンデナスト本社ビルでの展示など、国内外で作品を発表。以降、主な写真集に『ground』『RAMA LAMA DING DONG』がある。
ファッションやCDジャケットの写真など、様々なジャンルで活躍していながら、精力的に作品を発表。
今まで刊行してきた作品集もすべてすぐに完売し、いま最も注目すべき写真家のひとり。



初版/first edition
署名入/Signed
1000部限定/1000copies

デザイン：鈴木聖