この本の著者である檀上遼さんは神戸市出身で、日本人の父と台湾生まれ香港籍の母を持つ。
この本は「20代のうちに住んでみたい」と思っていた檀上さんの2012年から始まった台湾への一年間の留学生活を綴ったものです。

そんなバックグラウンドを持つ著者が書いたガイド本ではなく、思ったことを素直に綴った等身大の紀行文。
そこから浮かび上がるものはきっと読者によって違うものだろう。
中国があり、台湾があり、香港があり、日本があり、多様性がそこにはあり、その文化圏へ興味のある方は是非手に取って見て欲しいと思います。

文字組みやレイアウトの変更、写真と2021のあとがきを追加したリニューアル版です。