「おわかりですか、わたしたちがふだん、この星と接しているのは、靴底だけです。靴ってものは、わたしたちを、この世界につないでくれる『橋』だと、そういって、まったく見当はずれではないでしょうね。」(靴みがきの目/ いしいしんじ)
奈良の靴屋さん「NAOT」が靴の本を出版するため立ち上げた「ループ舎」により企画・発行された「靴のおはなし」
いしいしんじ、大竹昭子、近藤良平、千葉聡、広瀬裕子
小説家、エッセイスト、振付家、歌人、
それぞれが思い思いに綴った靴にまつわる創作とエッセイ。
僕は広瀬裕子さんのエッセイが沁みました。
シンプルで読みやすい良書です。
そう、毎日履く靴のように。
装丁・装画は黒木雅巳
和田ラヂヲのしおり漫画付き!
発行:ループ舎2018 ソフトカバー 117p
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