blackbird books

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「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

構造に物申し始めたとき、世界は一変する。

「性暴力被害、痴漢犯罪、年齢差別、ジェンダー格差、女性軽視CM、
多くの人がフタをする問題を取材し、発信し、声をあげ続けるライター小川たまか、初の著書。」

ブログに加筆、書き下ろしを加えたこちらの本は2016年2月に始まります。
今(2018年8月)、東京医科大の入試の問題がニュースになっています。
臭いものに蓋をしてきたこの国はどこまで転がって行くのだろう、という思いで読みました。

恐らく多くの人が本当は思っている、どうしてこうなの?どうして言ってはいけないの?どうして我慢しなくてはいけないの?という問いを投げる。

あとがきに
「metooが突然ハリウッドからやってきた、ように見えるかもしれない。けれど本当は、そこの至るまでに、たくさんの人が声をあげ、次の人へバトンを渡してきた。私はその歴史をまだほんの少ししか知らないけれど、無数の人生がつないできたものを、記憶しておきたい。」とあって、書かずにはいられなかった著者の気持ちを届けたいと思いました。

著者:小川たまか 装画:惣田紗希 出版社:タバブックス2018 212p ソフトカバー
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1,760円(税込)

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