「食物が身体の糧であるように、言葉は心の糧です。 - このことを私たちは日々実感しているのではないでしょうか。小さな、ある意味では平凡な言葉を読み、あるいは声を掛けられるだけで、心が満たされることがあります。」
人は誰でも心の中に詩人という存在を宿している、と言う若松さんと、詩と共に生きる意味を問うのが本書です。
岡倉天心、中原中也、正岡子規、吉野秀雄、宮沢賢治、八木重吉、岩崎航、神谷美恵子、須賀敦子、高村光太郎、リルケ、大手拓次、柳宗悦、永瀬清子
近代、現代の詩人(歌人、俳人)たちの言葉を灯りにして僕らひとりひとりにしか持ち得ない経験や感動を煌々と照らしてくれます。詩を読むことが生きることに繋がっていることを示してくれるバイブルのような一冊です。
著者:若松英輔 出版社:NHK出版 2019.7 ソフトカバー 326p
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