『大切な人の死や自らの病、家族との不和など、痛みを抱え絶望の淵でうずくまる人間が一筋の光を見出し、ふたたび静かに歩みだす姿を描く。』

「すべての、白いものたちの」で日本でも知られるようになったハン・ガン［韓江 Han Kang］の短編集。
32歳から42歳の間に書かれた7つの物語。
どこから読んでも詩のように読める文体に引き込まれる。
"強靭さと繊細さを併せ持つ文体"とありますが、確かに唯一無二の文、そして素晴らしい翻訳。
日本で読める最初の短編集です。