イタリアのカラー写真界のパイオニアでもあるルイジ・ギッリ(Luigi Ghirri)の作品集。
MACKからは『KODACHROME』『THE MAP AND THE TERRITORY』と発売されて来ましたが(いずれも素晴らしい作品)、今作は街の植物にフォーカスした初期の作品を集めたもの。
1972年から1974年。舞台はイタリアのエミリア=ロマーニャ州にある都市モデナ郊外。
鉢植えの植物、庭の芝生、軒先の糸杉、壁を這う蔦、薔薇、オリーブ、
人工的に整えられた植物が左右のページに対比するように置かれています。
タイトルは画家エドゥアール・マネ(Édouard Manet)の代表作『草上の昼食』から。
カバーは白地に金の箔押し、緑が映えて、とても静かで美しい本です。
ギッリはすべてお薦めですがこちらももちろん大推薦。
著者:ルイジ・ギッリ 出版社:MACK 2019 ソフトカバー 200 x 270 mm 176p
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