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津軽再考 Reflections on Tsugaru / 柴田祥 Sho Shibata

「冬は十五時を過ぎると辺りは薄暗くなります」

”青森県の津軽地方は一年の大半が雪に覆われる本州最北端の地。柴田祥は津軽に生まれ、そこに暮らし続けている写真家だ。 彼が撮影しているのは表層的な美を拒絶した先にある津軽。変貌していく故郷の風景と風土を記録した作品群が、写真家・柴田祥の存在を証明している。”

1981年生まれ、弘前市在住の写真家柴田祥の初の写真集。
店主がひと目で惚れた本です。
かつて津軽を撮った青森出身の写真家小島一郎に強い影響を受け、30歳の頃から地元を撮影し始めました。
津軽の冬をありのままに撮影しているのですが、本人がこれまでに見ていた「当たり前の風景の中でも見落としていた風景」を意識して撮っていることで見る側にも確かに雪のような重みを感じられます。
気候変動により失われていく雪の風景、新しい視点で見えてきた地元の文化、自身の存在証明のための写真。
感情はひとまず置いておき、感覚で赴くままに撮影された津軽。
僕はただ呆然とその土着的な風景に見惚れるしかありませんでした。
bbbおすすめの一冊。

限定600部
600 copies

著者:柴田祥 出版社:道音舎 2019 初版 282 × 224mm
新刊書籍


状態
状態について
A :
新品同様
B :
汚れや痛みなどが少なく、古書としてきれいな状態
C :
古書として標準的な状態
D :
汚れ、傷みあり

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販売価格
7,480円(税込)

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