「鍵をあけて玄関に入ると、知らない靴があった。ヒールの高い白のパンプスが向きを変えて揃えてある。
家にあがって部屋に入っていくと、テーブルで母と知らない女の人が向かい合っていた。」(靴音/ 岩瀬成子)
奈良の靴屋さん「NAOT」が靴の本を出版するため立ち上げた「ループ舎」により企画・発行された「靴のおはなし」
2号です。
いしいしんじ、石川直樹、岩瀬成子、桂南天、高橋久美子、西尾勝彦
小説家、登山家、児童文学作家、落語家、作詞家、詩人
それぞれが思い思いに綴った靴にまつわる創作とエッセイ、そして詩。
シンプルで読みやすい良書です。
そう、毎日履く靴のように。
1号も好評です。
装丁・装画は黒木雅巳
今回も和田ラヂヲのしおり漫画付き。
発行:ループ舎2019.7 ソフトカバー 119p
新刊書籍