「たべるのがおそい」を発行していた書肆侃侃房の新しい文学ムック「ことばと」です。
編集長は佐々木敦。
創作に阿部和重、小笠原鳥類、片島麦子、小林エリカ、佐川恭一、千葉雅也、保坂和志、マーサ・ナカムラ、山本浩貴と豪華すぎる執筆陣。
各氏実験的と言っていいのか枠の外側で表現しているようでとても刺激的です。
巻頭に美術家福田尚代の散文(のようなもの)。
柴田聡子×又吉直樹×佐々木敦の座談会『「言葉と何か」についての120分』
嬉しいのは「たべるのがおそい」で楽しみにしていたリレー連載「本がなければ生きていけない」がこちらに引き継がれたこと。
【創作】
阿部和重「Hunters And Collectors」
小笠原鳥類「エルガーを聞きながら書いた小説」
片島麦子「レースの村」
小林エリカ「緋色の習作 A Study in Scarlet」
佐川恭一「舞踏会」
千葉雅也「マジックミラー」
保坂和志「胸さわぎ」
マーサ・ナカムラ「帝都の墓/阿弥家の墓参り」
山本浩貴(いぬのせなか座)「pot hole(楽器のような音)」
【翻訳】
ウティット・へーマムーン「心焦がすサイゴン」(福冨渉訳)
【本がなければ生きていけない】
伊藤亜紗「二つの本棚」
堤雄一(古書 防破堤)「とともに考える」
出版社:書肆侃侃房 2020 ムック 240p
新刊書籍