写真家、植本一子の2020年3月の個人的な日記です。
ひとりの写真家として、文筆家として、大切な人のパートナーとして、母親としての。
始まりはblackbird booksでのトークイベントを中止にしたあの日から。
その日の夜のLINEのやり取りは良く覚えている。
諦めと悔しさと悲しみと怒りが綯交ぜになって、脱力した。
一子さんは「日記を書くよ!」と張り切っていた。
日記を書かなければ乗り切れないことを彼女は知っていたのだろう。
いつか振り返って読んで、こんな時もあったよね、と笑い合えれば嬉しい。
一ヶ月分の日記とあとがきエッセイ「四月も継続中」を収録。
私家版です。
著者・発行:植本一子 2020.5 2刷 ブックデザイン:坂脇慶 編集:柴山浩紀
新刊書籍