「絵を描くことは、記憶のようなものです。今、それを見ていなくても、過去にものをどのように見ていたかということなのですから。」(ディック・ブルーナ)
2017-18年に巡回された「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン」展の公式図録です。
ペーパーバックとポスター、そして絵本の章に分かれ、その色、線、形といった特徴をなぞっていきます。
右ページに作品、左ページに作品解説とブルーナさんの言葉。
アートディレクションは菊地敦己で、カバー(ブラック・ベア)をはじめ極めてシンプルで温みのある本に仕上げられています。
・「シンプルな生き方」森本俊司
・1章「心をとらえるシンプル ペーパーバックとポスター 1951-75年」おしゃべりな色/大胆な省略/ユーモラスな線/リズミカルな反復
・2章「想像力をひきだすシンプル 絵本 1953-2011年」知らせる色/空間をつくる線/空想をうみだす形/動きだす絵/ささやかな幸せをつたえる言葉
・インタビュー「シンプルってなんだろう」groovisions、KIGI、中村至男、ミントデザインズ、菊地敦己
編・発行:ブルーシープ 2018 3刷 B6判 ソフトカバー 351p
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