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「シェルパ」と道の人類学

われわれは世界のうちで無数の人やモノや事物と対等な関係のなかで生を営んでおり、人間社会とはそのうちの一部を恣意的に切り出したものに過ぎない。そしてわれわれが一歩を踏み出すとき、自己の身体は他者の身体やモノや概念からなる環境中の諸要素とそのつど一回的な関係を取り結び、道のアレンジメントの一部となる。世界を歩むとき、自己は道であり、道は自己である。(本文より)

エベレスト南麓、標高三〇〇〇メートルを超える地域に暮らす山岳民族シェルパの人々。
山腹や峠を走る細い山道は気候によって常に地表が変動し、固定的な「道」は存在し得ない。
人の身体が移動し、道が生まれ、仕事をし、世界が構成されることとはどういうことなのか。

第一部 流動するヒマラヤ社会
第一章 道・歩くこと・環境
第二章 調査地概要-エベレスト地域と「シェルパ」
第三章 「仕事は探検」-シェルパの村の生業と変容

第二部 山道を歩く人々
第四章 荷運びの苦痛と希望-ローカル・ポーターとトレッキング・ポーター
第五章 道を案内する-トレッキング・ガイドと観光客
第六章 山中に道を作る

第三部 道そのものに向かって
第七章 歩く身体、道としての身体
第八章 インフラストラクチャーとしての山道-山岳観光地における「道」と発展をめぐって

終章
道への関心
世界のうちにあること
「シェルパ」をめぐって
道について

著者:古川 不可知(ふるかわ・ふかち)
1982年埼玉県生まれ。国立民族学博物館学術資源研究開発センター機関研究員。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。専門は文化人類学、ヒマラヤ地域研究。訳書にR・ウィラースレフ『ソウル・ハンターズ ――シベリア・ユカギールのアニミズムの人類学』(奥野克巳らとの共訳/亜紀書房)、論文に「「仕事は探検」」『日本山岳文化学会論集』第14号(2016年)、「職業としての「シェルパ」をめぐる語りと実践」『年報人間科学』第36号(2015年)。「インフラストラクチャーとしての山道」『文化人類学』第83巻3号(2018年)などがある。単著としては本書が初となる。


著者:古川不可知 出版社:亜紀書房 2020.3初版 ハードカバー 180p
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