学習塾の塾長として、単位制高校の校長として、小中高生たちと対話を重ねる日々。
"「生まれて来てよかったね」と言いたい。"
鳥羽さんの本を読んでいると宮崎駿がどこかで言っていたこの台詞を思い出す。
そして「生きている」という実感が欲しくてこどもたちは鳥羽さんの元にやって来るのだろうと思う。
こどもたちの想いや伝えたいことは切実だ。そしてこどもたちは本当に世界がよく見えている。
そんなこどもたちに鳥羽さんは大人と子どもの眼と心で話を聞き、忘れられた、奪われた言葉を使って向き合っている。
全ての親子に、全ての大人に、すべての子どもに、捧げたい一冊。
著者:鳥羽和久 装幀:鈴木千佳子 出版社:ナナロク社 2020.6 初版5刷 ソフトカバー 448p
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