カリブ海で最も重要な芸術家として、死後に評価を受けた黒人アーティスト、フランク・ウォルター（1926-2009）の作品集。
生まれはカリブ海東部のアンティグア島。
若い頃から語学や芸術の才に恵まれ、イギリスへ行って産業・農業について学び、自身では法学や哲学を学び、祖国への貢献に励みながらも人生の後半には農業で暮らしながら芸術活動に勤しんでいたようです。
黒人、奴隷の子孫としてのアイデンティティーを追求したその芸術活動は絵画、彫刻、写真、作曲など多岐に渡ります。
本作ではその中から約500点を掲載。自身のルーツを探求した家系図なども見られます。
絵画だけでも抽象的な模様、人物画、風景画など圧倒的なパワーと土着的な匂いを感じさせ、唯一無二の世界が広がっています。bbbおすすめ。

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