ジャック・ロンドンの自伝的小説。
舞台はロンドン出生の地サンフランシズコの対岸、オークランド。
労働者階級出身で船乗りとして働く主人公(マーティン・イーデン)が美しさと知性を併せ持った上流階級の女性と出会い。文学に目覚め、やがてアメリカを代表する作家になっていく。
「青春」と「悲劇」を絵に描いたような物語だが(これが映画にならないわけがない)、そこはジャック・ロンドン、牙を剥き出しにした筆致で読者を捉えて離さない。
著者:ジャック・ロンドン 訳:辻井栄滋 出版社:白水社 2018.9 初版 478p
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