「子供のいるところにこそ、黄金時代がある」(ノヴァーリス)
原初の楽園への回帰の夢、と語る十七篇のエッセイ。
バビロンの架空園 失われし庭を求めて
ユートピアと千年王国の逆説
ヨーロッパのデカダンス
もう一つの世紀末
万博を嫌悪する あるいは「遠人愛」のすすめ
時間の死滅について
ミューゼアム・オブ・カタクリズム
サドは裁かれたのか -サド裁判と六十年代の精神分析-
魔的なものの復活
A・キルヒャーと遊戯機械の発明
幻想文学について
幻想動物学
メタモルフォーシス考
からくりの形而上学
ジョルジュ・バタイユ -比喩としての畸形について-
妖怪および悪魔について
ヨーロッパの妖怪
著者・意匠:澁澤龍彦 出版社:薔薇十字社 1971 第二版 / ハードカバー/函
C(経年ナミ)