社会学者・小説家の岸政彦(及びゼミの学生)が聞き取った「生活史(ライフ・ヒストリー)」
外国籍のゲイ、ニューハーフ、摂食障害、シングルマザーの風俗嬢、元ホームレスたち五人の「普通の人生」。
僅か一、二時間で語られている「人生の断片」がとても深く重いものとなって、読み手に迫ってくる。
同時に、それらが街の至るところにある「普遍の物語」であることに気づき、だからこそ一人一人の生は偉大だということを認識出来る。
「断片的なものの社会学」を読む前に、一読しておきたい一冊。
ルイス──国、家族、愛
りか──「女になる」こと
マユ──病い、尊厳、回復
よしの──シングルマザーとして、風俗嬢として
西成のおっちゃん──路上と戦争
著者:岸政彦 出版社:勁草書房 2022 8刷 ハードカバー / 306p
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