「熊本から雑誌を出そう。」
渡辺京二(評論家)の一言で、熊本にゆかりのある作家や「書きたい」という思いを持つものたちが集まった。
書かずにはいられない人たちが。
11号の目玉は石牟礼道子さんの日記。
そして巻頭には佐々木幹郎さんによる書き下ろしの詩「沈黙をめぐる三つの断章」。
10号の田尻久子さんが凄かったけれど、この11号も凄かった。静かな怒りを感じる。
そしてペシャワール会理事福元満治さんによる「農民への深い共感 中村哲と火野葦平」も必読です。
装画は創刊から参加している坂口恭平さん。
坂口さんの「畑猫」も最高だった。
発行:アルテリ編集部(橙書店内) 2021.2 172p A5
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