「ボストンのコロンブス像の頭部が切り落とされたと聞いた。夕暮れ時、私はハドソン川まで歩いていき、遠くに見える自由の女神を眺めた。彼女は今もそこにいる。」
― 2020年6月12日リウ・シャオドンの日記より抜粋

中国人アーティスト、リウ・シャオドン（劉 小東、Liu Xiaodong）の作品集。
2020年の春、北京を拠点に活動しているこの画家・写真家はNYにいた（実際、中国以外で活動していることが多い）。
世界的なパンデミックとなり北京に戻れなくなったアーティストは感染症に加えBlack Lives Matterにより街の風景が一変していく様を描いていった。
発行元である「リッソンギャラリー（Lisson Gallery）」のオンライン展覧会で発表され高い評価を得た。
歴史的な出来事をただあるがままに捉えた作品。