私たちはなにを食べているのか？

レストランのメニュー画像や食品のパッケージなど、商品の「イメージ」（form）を撮影したものを左ページに、それを注文/開封し、実際に現れた「正体」（reality）を撮影したものを右ページに、それぞれ掲載。
清掃員に扮して街なかで様々な動きを見せる《清掃員村上》シリーズ、自作した発泡スチロール製の家で移動生活を行う《移住を生活する》、広告収入を使って看板の中で生活する《広告看板の家》などのプロジェクトで知られるアーティスト村上慧が「イメージと正体の調査員」を名乗り、その撮影記録をまとめた。
あらゆる形のイメージと口に運ぶ有機体（正体）の差異をほとんど気にせず生活する我々。そして巨大な広告イメージはその成り立ちを覆い隠す。
この報告は大変面白く、興味深い。