「私は母と兄を自死で亡くしている。父も十代で他界し、祖父母はもういない。一度結婚をして息子がいるが親権は離婚した元夫がもっている。私はおそらく多くの人がもつ家族観をもっていない。おそらくこれからももつことはできない。」
それでも、前を向いて歩いていく本だ。
”生きる力が湧いてくる”本だ。
既刊がどれも好評である百万年書房「暮らし」シリーズの7冊目は編集者の野口理恵さん。
一度きりの人生、自分の人生。精一杯生きていきたい、そんな風に思わせてくれる一冊。
装画は水沢そらさん。
著者:野口理恵 出版社:百万年書房 2025 ソフトカバー 224p
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