坂本龍一が晩年に愛用したフランスにルーツを持つイタリアのアイウェアブランド”Jacques Durand"。
構築的でミニマルな美意識、彫刻的なフォルム、その独自の哲学を伝えるべく制作されたアートブック形式の冊子。短冊型のカードがスリーブケースに束ねられた造本。
ブランドの根幹にあるコンセプト「Timeless」を出発点にことばと写真を通じてその哲学を立体的に表現する試み。
ことばで参加したのはブランドの二代目デザイナーであるEmma Concato、そしてブランドの愛用者である芥川賞作家の小野正嗣。
写真の撮影はモダニズム建築の名作・前川國男邸にて行われた。

日本語版と英語版があり、それぞれ異なる写真とレイアウトで構成され、一部のカードは両方を並べることで一枚の写真が完成する仕掛けもあり。

こちらは英語版