小説家・文芸評論家である伊藤整の次男、伊藤礼(1933-2023)のエッセイ集。
英文学者であり、エッセイストでもある伊藤礼はいくつかの傑作エッセイを残しました。
本書はこれまで単行本には収録されなかったエッセイ10篇を収録。
昭和の文学者にありがちな病弱で入退院を繰り返したという事実と、それとは別に還暦を過ぎてから自転車にはまり90歳まで生きたという心身。
その身から繰り出される文章は文豪の血を受け継いだ硬派に洗練されたものでありつつ、ユーモアに満ち溢れていました。
夏葉社島田潤一郎曰く、”軽妙洒脱な”エッセイ集。
本を読む喜びが湧いてくる一冊です。
装画は南伸坊。
巻末エッセイ
伊藤礼さんと「遡河」 玉川薫
父・伊藤礼について 伊藤礼子
著者:伊藤礼 出版社:夏葉社 2025 ソフトカバー 384p
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