小沢健二、佐藤伸治、ジョジョ、後藤久美子、宮沢りえ、ロッキング・オン、ダウンタウン、B'z、W村上、CDTV、曽我部恵一、恋、狛江のアパート、そして亡くなった友人。
夏葉社の代表である島田潤一郎さんが綴った私的「90年代」。
『図書』や『こころ』といった文芸誌やブックフェアなどで寄稿したものをまとめ、加筆したものです。
タイトルにもなっている『図書』へ寄稿された「90年代の若者たち」を初めて読んだとき、島田さんと夏葉社を支えているものが何だか分かったような気がしました。
90年代を過ごした若者たちと大人になって出会うこと(そこには自分も含まれていた!)、それは意外なほどに大きな喜びでした。
とてもおすすめの一冊です。
晶文社から発行された島田さんの「明日から出版社」そして自身の夏葉社から発行された「90年代のこと/堀部篤史」と合わせて読むともっと深く読み込めそうです。
本書は夏葉社の少部数の本やインディーズ企画などを発表していく新しいレーベル「岬書店」からの発行です。
著者:島田潤一郎 出版社:岬書店(夏葉社)2019.4初版 ソフトカバー
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