コーヒーによくある、すこぶる面白い小説10編。
アアルトコーヒーを開いた頃、読みまくった古典小説。
いつかそんな小説を集めた本を創りたい。10年越しに暖めた夢が一つの本になりました。
まえがきにうんうんと頷いてしまった言葉がありました。
「小説には、ノンフィクションや哲学書のように、何の答えも書かれていない。しかし、それが何より素晴らしい。読んだ人の数だけ物語がある。それは自分で考えるということ。正しいとされる答えを覚える勉強ばかりして育ってきた私たちに必要なのは、自分で考えるということなんだ。」
本当にそう思います。
掲載作品はこちら。
「グッド・バイ」太宰治、「桃太郎」芥川龍之介、「水仙月の四日」宮沢賢治、「日記帳」江戸川乱歩、「鮨」岡本かの子、「愛撫」梶井基次郎、「七階の運動」横光利一、「嫉妬する夫の手記」二葉亭四迷 、「野萩」久生十蘭 、「夜長姫と耳男」坂口安吾
とにかく面白い作品がずらり!秋の夜長にどうぞ!
そして表紙は安藤裕子!!
そしてそしてどう考えても安いです。
編:庄野雄治(アアルトコーヒー) 出版社:mille books 2016 四六版変形 272P ハードカバー 初版2刷
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