「昨年の六月に会ったとき、石牟礼さんが伝えたいと言っていたのも、どんなに語ろうとしても言葉にならないことがある、ということだったような気がしている。」
2018年2月、『苦海浄土』をはじめ比類なき名著を残して世を去った石牟礼道子。
晩年に親しく交流を持った若松さんが捧げた言葉の花束。
石牟礼さんとの対話、著作、そして言葉を紐解きながら彼女が闘ってきたものに迫って行きます。
この作品を読んで石牟礼さんの作品に興味を持ち、読み始めることも出来ると思います。
というよりも彼女の本に触れることを抗うことは出来ないのではないでしょうか。
お二人の言葉を辿ることは今何よりも大切な気がします。
著者:若松英輔 出版社:亜紀書房 2018 ハードカバー 178p