人類学や美術の勉強をし、デザインの仕事をしていた著者があるきっかけにに出会ったお味噌家さん。
その味噌を皮切りにお酒、醤油、ビールと発酵食品のデザインを手がけ、自身も微生物の世界に導かれていく。
そして発酵の世界はその土地と文化が作っているもので、全国各地を渡り歩くそれは文化人類学と繋がるものだった。
健康食品から発酵カルチャーとまで言われるようになった昨今の背景には小倉ヒラクさんがいつもいるのでした。
「発酵を通して、人類の暮らしにまつわる文化や技術の謎を紐解く学問」
小倉さんがこう定義する発酵文化人類学。
味噌から醤油からお酒から、知らなかった身近な世界がバンバン開いていきます。
ニッチながらも魅力的な文体でぐいぐい読者を獲得している話題の書。
著者:小倉ヒラク 出版社:木楽舎2017 5刷 ソフトカバー 383p
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