1988年にシリーズが刊行された「ちくま文学の森」。
安野光雅、森毅、井上ひさし、池内紀が編集、安野光雅が装幀を手がけ今では文庫版となって親しまれています。
各号にテーマを設けた短編のアンソロジー。
こちらは単行本の第8巻。
召しませ悪の華「悪いやつの物語」
囈語/山村暮鳥
昼日中・老賊譚/森鉄三
鼠小僧次郎吉/芥川龍之介
女賊お君/長谷川伸
金庫破りと放火犯の話/チャペック
盗まれた白象/マーク・トゥウェイン
夏の愉しみ/A・アレー
コーラス・ガール/チェーホフ
異本「アメリカの悲劇」/J・コリア
二壜のソース/ダンセイニ
酒樽/モーパッサン
殺し屋/ヘミングウェイ
中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜粋/三島由紀夫
光る道/檀一雄
桜の森の満開の下/坂口安吾
女強盗/菊池寛
ナイチンゲールとばら/ワイルド
カチカチ山/太宰治
手紙/モーム
或る調書の一部/谷崎潤一郎
停車場で/小泉八雲
解説:井上ひさし
※全16巻揃っておりますのでご希望の方はお申し付けください。
出版社:筑摩書房 1988初版
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