1988年にシリーズが刊行された「ちくま文学の森」。
安野光雅、森毅、井上ひさし、池内紀が編集、安野光雅が装幀を手がけ今では文庫版となって親しまれています。
各号にテーマを設けた短編のアンソロジー。
こちらは単行本の第12巻。
しなやかに愛らしく「動物たちの物語」
猫/三好達治
銀のやんま/北原白秋
春/吉野せい
蝶/正岡子規
こおろぎ/鏑木清方
蝗(いなご)の大旅行/佐藤春夫
虫のいろいろ/尾崎一雄
冬の蠅/梶井基次郎
悲しい山椒ノ魚/野尻抱影
プラテーロとぼく/ヒメネス
リス/コレット
文鳥/夏目漱石
黒猫/島木健作
大きな二つの心臓の川/ヘミングウェイ(北村太郎訳)
蝉-変態(羽化)/ファーブル
蚊/小泉八雲
スカンク/ハドソン
マンモスは生きている/吉田健一
ナマズ考/花田清輝
猫が物いう話・猫の踊/森銑三
蛇精/岡本綺堂
髪切虫/夢野久作
豹・鯉/内田百閒
雑種/カフカ
スキー場で/辻まこと
猿/J・クランチェ
雁の話/中勘助
ウシ/エーメ
名優ギャヴィン・オリアリ/J・コリア
猫の親方あるいは長靴をはいた猫/ペロー
毛虫の舞踏会/M・ブデル
やまなし/宮沢賢治
解説:安野光雅
※全16巻揃っておりますのでご希望の方はお申し付けください。
出版社:筑摩書房 1989初版
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